今まで断片的だった知識を体系的にまとめることができた。特に評価シーンごとの活用事例の紹介は実務に落とし込んで行く上で非常に参考になった。株価評価の業務は全く経験がなかった訳ではないが、実際に株式譲渡が発生する場面での依頼に留まっていた。このセミナーを受けてむしろ積極的にこちらから情報提供するというやり方もあることを学べて大変勉強になった。

非上場株式の評価について、基礎的な内容の振り返りができると共に、実務上判断に悩む論点についても、経験豊富な講師から学びを得ることができました。後半の事業承継対策のパートにおいては、コンサルを行うにあたって最初に収集すべき資料・ヒアリングの必要な情報を知ることができ、事業承継の障害となりうる問題についても、具体的な対応策を学べました。

自社株評価における、基礎的なところから間違えやすいポイントまで網羅した良いセミナーでした。別表を用いた説明はわかりやすく、専門的で難しい表現になりがちな説明をわかりやすい言葉で解説していただき、とても有意義な時間になりました。セミナーの受講で満足せず、顧問先の事業承継や相続対策での提案の際に、活かして取り組んでいきたいと思います。

木下先生の講義は解り易く、ミス防止の手ほどきも教えて頂けるので有難いです。顧問税理士だからこそ決算が終わったら、後継者はいるのか、株式評価を今のうちにしてこの先の対策を具体的に進めるべき。はその通りだと再認識しました。

今回も随所で木下先生の知識量の多さに圧倒されました。特に『現物出資等受入資産の価額の合計額』欄に記載すべき金額と記載すべき意味、記載した場合に評価額へ与える影響の論点は完全に見落としていたのでとても助かりました。 適格合併をした法人の株式贈与を直近で予定しているので参考にさせていただきます。『資産の部』の『帳簿価額』欄には、課税時期における税務計算上の帳簿価額を記載というのも、税理士試験では理解していたはずが実務では忘れがちな論点でためになりました。ありがとうございました。

相続税における自社株評価は難しく、特に職員は避けて通る内容だった。しかし今回のセミナーは、図解やチャートなどを駆使して、かみ砕いたレジュメと説明により、職員にとってもわかりやすいセミナーだったと感じた。
また、私にとっては条文を用いて説明しているため、安心であるし、仮に改正があっても対応可能だな。と感じた。上記の私の感想を読むと「広く浅くかなあ」と思われるかもしれませんが、範囲を絞って説明しているので深い理解にもつながると思います。

前半の申告書の書き方での簿価と評価額の違いの解説もとてもよく分かりました。特に現物出資等の場合の適格処理をした場合の解説は秀逸でした。後半の事業承継の提案の仕方もマネタイズに向けての税理士としての立ち居振る舞いがよく分かりました。