条文を読むためには、税法における法律用語の使い方を知らなければ話になりません。
「その他」と「その他」の違い、宥恕規定の「やむを得ない理由」と「やむを得ない事情」など、
お勉強ではなく実務では、条文の読み方が税務判断を大きく分けるのです。
「やむを得ない理由」「正当な理由」「やむを得ない事情」「相当の理由」「特別な事情」
これらの違いを理解しているでしょうか?
似て非なる用語であり、それぞれに意味が違うのです。
一方、TAINSなどのデータベースで、判例をいくら調べても、見方がわからなければ意味がありません。
判例の見方は、税理士試験の受験時で学ぶことでもなく、また実務に入ってから、体系的に学んだことがある税理士はほとんどいないことでしょう。
本セミナーは、「税法の読み方」と「判例の見方」の2回にわけ、
各3時間ずつの講義とさせていただきます。
講師は、長年にわたり大蔵省(現:財務省)主税局で税制改正の企画・立案等に携わり、
国税不服審判所でも敏腕を振るった伊藤義一先生です。
本セミナーで使用するテキストは、伊藤先生の御著書である「税法の読み方 判例の見方」(TKC出版)。
今年2月に改訂された最新版ですが、初版は「第9回租税資料館賞」を受賞した秀逸作です。
各セミナーを受講された方に書籍をプレゼントしますが、
両方のセミナーを申込みされた方は、1冊のみのプレゼントなりますのでご留意ください。
(この点、両セミナーを同時申込みされた方は割引になります)
本セミナーでは、法令解釈の基本的手法をはじめ、正確な解釈に不可欠な法令用語の意味を
具体例を交えて平易に解説し、あわせて判例の読み方・活かし方をお伝えします。
非常に貴重なセミナーですので、ぜひお申し込みください!