事業(会社)の磨き上げ

事業(会社)の磨き上げ

KACHIEL(勝ち得る)M&A事務局です。

今回は、「事業(会社)の磨き上げ」について解説します。

事業承継・M&Aを検討する場合に、必ず登場するキーワードが「磨き上げ」ですが、「実際には何をすればいいの?」と感じている経営者が多いのではないでしょうか。

「磨き上げ」の定義は、

「事業引継ぎのための事前準備であり、会社の強み作りや業務の総点検等を通じて事業価値を高めていく取り組み」

となりますが、このような定義そのものを見ると益々、

「具体的にどうすればいいのか?」
「大変そうだ」
「今はまだ大丈夫だろう」

といった感覚になる方が多いと想定できます。

そして現実的には、「磨き上げ」の手法そのものよりも、「磨き上げの必要性(ニーズ)の意識が持てるか」
ということが最も重要なことになります。

当然ですが、経営者の皆様は日々、自身の事業の成長・改善を意識して経営されています。

それでは、その「経営」と「磨き上げ」とは、何が違うのでしょうか?

その本質的な答えとしては、

「経営」は、「自分のために行うこと」に対して、

「磨き上げ」は、「第三者(後継者)のために行うこと」

ということになります。

中小企業の経営者の多くは、自身が把握しているノウハウや、業務・組織・財務状況などの、「見える化」ができていません。

そのため、自身の判断での我慢や妥協もある中で、「属人的な要素の強い経営」になっていることが、非常に多いのも事実です。

しかし、このような状態の場合、第三者(後継者)から見ると、見えない(わからない)ことが不安となり、事業引継ぎを検討するための「価値」がつけられない
という結果に繋がります。

だからこそ、「磨き上げ」は、第三者(後継者)のために、

・いかにスムーズに事業を引き継いでもらえるか
・安心して引継ぎを決断してもらえるか

ということを意識して「見える化」と「改善」を行うことが重要です。

そして、この「磨き上げ」が結果として、

・「見える化・改善」により
⇒業務改善・業績がアップする

・第三者が価値を見い出しやすいことにより
⇒企業価値・譲渡対価がアップする

といったことに繋がり、「自分のためにも最善の結果」となるわけです。

「磨き上げ」は決して大変な事ではなく、例えば、従業員の情報(生年月日・入社日・業務内容)をまとめるだけでも、立派な「磨き上げ」になります。
顧客リストを分かりやすくまとめるのも同様で、第三者(後継者)にとっては重要な情報になるのです。

このように、まずは当たり前(簡単)なことを、第三者目線で「見える化」していくことが重要で、この過程で見えてくる「改善点」もリスト化し、自社の強みと弱みを明確にしていきます。

改善できることは当然するべきですが、「全てを改善するべき」と難しく考えないことが、ポイントになります。

改善点・弱みも「見える化」できていれば、後継者(買い手候補)から、
「自分が引き継げば、ここは改善できる」
といった「シナジー効果」としてプラスに働くことも少なくありません。

「磨き上げ」に対しての意識(必要性)をもち、難しく捉えずに当たり前の簡単なことから、より早い段階でコツコツと進めることが、経営者にとって最大限のメリットに繋がるのです。

より具体的な「磨き上げ」の手順・内容については、中小企業庁が発行している、「会社を未来につなげる-10年先の会社を考えよう」という資料にわかりやすくまとめられています。

下記のURLからご参照下さい。
https://www.chusho.meti.go.jp/zaimu/shoukei/2017/170327shoukei.pdf

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