調査官との交渉の5つのポイントとは?
今回は『交渉のポイント』です。
セミナーでいつもお話しすることですが、
“税務調査=交渉”です。
交渉相手である調査官も人間。
心証を悪くすることはつまり、
交渉がうまくいかない原因にもなります。
妙に下手に出ることは逆効果で、
これでは対等な交渉ができません。
そこで税務調査で交渉するポイントを
下記の5つにまとめてみました。
①回答は結論だけを簡潔に
余計なことを言わないことを意識し、手短に結論だけ回答してください。
余計な回答から突っ込まれてもめ事になるケースが非常に多いです。
②毅然とした態度で
自信なさそうな税理士が、調査官が最も得意とする相手です。
自信を持って毅然としてください。
③不明確なことを言わない
調査官の質問に対して、不明確にもかかわらず
いったん回答するのはトラブルの元です。
「後日調べて回答する」と答えるのが正解です。
④結論をすぐに出そうとしない
税務調査を早く終えたい気持ちはわかりますが、否認指摘があった部分など、
解釈が違うと思っても十分に調べてから後日きちんと反論すべきです。
⑤口頭だけじゃなく書面で
口頭で交渉が基本になりますが、こちらが反論材料を用意できる際には
できるだけ書面で対抗すべきです。
口頭であれば強気の調査官も、書面に弱いケースが往々にしてあります。
対応方法を変えるだけでも税務調査に勝てる割合が
一気に上がりますので、ぜひ5つのポイントを実践してください。
※2011年1月当時の記事であり、
以後の税制改正等の内容は反映されませんので
ご注意ください。
また、ブログの内容等に関する質問は、
一切受け付けておりませんのでご留意ください。